天狗ヶ城(1780m)

【前書き】
 最近、土日の天気予報は曇か雨。ところが長者原からのライブ映像で三俣山の状況を確認すると結構晴れていることが多い。最近の雨雲の動きを確認すると極めて狭い範囲に短時間で集中して湧いていることが多い。今日も曇の天気予報だが、4時に起きて雨雲の動きを確認すると九重方面は少なくとも朝の間は良さそう。では出発。秋山に備えての体力強化も兼ねて。

【年月日】’12.9.9(日)
【コースタイム】長者原(7:00)→スガモリ越(8:25)→久住分れ(9:20)→天狗ヶ城(10:00−15)
          →久住別れ(10:30)→スガモリ越(11:20)→長者原(12:25)

【同行者】単独
【場所】国土地理院ウォッ地図地図閲覧サービス(試験公開) 493151 2万5千分1地形図名:湯坪 [南東]

【写真と解説】


 長者原からスガモリ越への道を歩く。天気も良く、朝日が眩しい。来て良かったと左を振り返ると指山に朝日が射している。そして、その右下に崖が。指山に登る時にその横を通る石垣状の崖です。こういうのを見ると九重全体が昔から活発な火山だったことが分かります。


 黒岩山〜泉水山も綺麗に見えます。


 写真中央が長者原。今日は英彦山も遠くにはっきりと見えていました。夜間登山の時には、温泉宿の明かりがちらちら見えて寂しさを紛らわせてくれます。


 鉱山道路終点から見た硫黄山です。今日は南の風で硫黄の臭いを強く感じます。


 写真中央下の三角形の平らな地が北千里ヶ浜です。北千里ヶ浜の奥の左上がスガモリ越。今日はスガモリ越から北千里ヶ浜を通って、写真右下の谷を通って、ここ久住分れまで登って来たところです。写真右隅に由布岳も写っています。


 今から天狗ヶ城へ最後の登りです。右奥は中岳。写真右には空池があります。


 写真中央は星生山。右奥に涌蓋山が小さく見えています。写真左は星生崎です。


 緑色の御池。


 中岳(右)と大船山(左奥)です。今日は曇の予報で人も少なく快適です。風も涼しく、秋の気配を感じましたが、帰りは暑くなりました。この後、急に雲が多くなり、慌てて下山。雷が怖い。それなのにまだ登ってくる登山者の多いこと。怖いもの知らず。九重で雷に逢ったら最悪です。

【後書き】
 秋山登山のために体慣らし。良い場所に行くためには体を鍛えないと。長者原でとり天定食を食べて、16時過ぎに家に帰ったが、体がガタガタ。まだまだ鍛えないと。


【前書き】
 会社の登山部行事は、前回が7月の白馬岳撤退。
 8月に天狗への夜間登山を計画していたのですが、天気が悪く中止。今回も週末近くになって予報が悪くなったのですが、今回を逃すと次の機会はいつになるか分からないので、まあ行ってみるか、ということで出発。

【年月日】’09.9.12(土)
【コースタイム】(移動)11日会社出発(23:30)→宇佐IC→九重IC→牧ノ戸峠(2:20)
          (登山)牧ノ戸(2:30)→久住避難小屋(4:25-6:00)→牧ノ戸(7:25)

【同行者】会社登山部6名

【写真と解説】

 会社に21:30頃早めに着いて少し寝ようとするが、寝られない。北九州は雲が掛かっているらしく星一つ見えない。
 天気予報だと明日、昼前から気圧の谷の影響で雨。場合によっては、雷も。
 まあ夜中に登って日の出を見て、9時頃までに下山するから大丈夫か?と甘い期待。さらにピンポイント天気予報では、日田、大分は日の出の6時頃は晴れ!

 会社を23時半に出発し、国道10号線を南下すると次第に月と星が見え始める。高速の由布岳P?では、雲もほとんど無くなり、ラッキー!と思ったが。
 牧ノ戸を2:30に登り始めると段々ガスが出始める。
 「何だか白っぽい」とか言っている内にガスが濃くなり、ヘッドランプの光も遠くまで照らせなくなる。
 星も月も麓の街明かりも見えず、ただ黙々と下を向いて白いガスの中を歩く集団7人。全然楽しくない。写真は休憩中。
 何にも見えない中を歩くのが、これ程面白くないとは。一人だと緊張感で一杯なので楽しいとか楽しくないとか、あまり考えないが、いや〜すいません。


 久住避難小屋付近では、ガスで5m程度しか先が見えない状態。小屋に寄る予定は無かったが、避難小屋がどんなものか、見せておくのも良いだろうと中に入って数分もしないうちに雨。雨が一時的なものか、激しくなるのか、日の出の6時まで待機することに。


 雨が止む様子も無いのでスパッツ、雨具着用、ザックカバーを着けて6時に避難小屋から退散開始。明るくなっているものの外はガスで真っ白。
 しかし、暫く歩くと雨は止む。ただ、ガスで真っ白で何も見えない。
 沓掛山付近で一瞬ガスが切れる。ほとんど下山するとガスも晴れる。下山して分かったが、ガスが掛かっているのは山の頂上付近だけ。標高1400〜1500mより上の部分だけであった。

【後書き】
 白馬から帰った時に天気は100%良い時以外は、中止すると誓ったのに、再び大失敗。
 駄目ですね。リーダーは強い意志を持たねばならない。今回も反省。トホホ!


【前書き】
 天狗ヶ城への夜間登山2回目の挑戦。前回は扇ガ鼻分岐辺りからガスの発生が激しく久住避難小屋で待機したため、早朝の九重を眺めることが出来ませんでした。今回は九州西北の高気圧も非常に弱く、不安定な天気で昼から雷や夕立が予報されており、どうなるか。朝日が見れれば良いのだが。

【年月日】’07.8.19(日)
【コースタイム】(移動)18日出発(19:00)→日田IC(21:00)→九重IC(21:30)→牧ノ戸峠(22:10)
          (登山)牧ノ戸(1:15)→扇ガ鼻分岐(2:40)→久住避難小屋(3:50)→天狗ヶ城(4:25-6:40)
              →避難小屋(7:10)→扇ガ鼻分岐(7:45)→牧ノ戸(8:50)

【同行者】単独

【写真と解説】

登り始めは綺麗な星空。月は既に西に沈んでいました。
扇ガ鼻分岐辺りからガスが出て完全な闇夜になりました。ヘッドランプを消したら完全に真っ暗でした。
2回道に迷いました。基本通り一旦本道に戻って、コースを探しました。
今日は前回と違い、他の登山者が見当たらないので完全に闇夜の自力登山です。
4:25に天狗ヶ城に着くとガスが晴れ、星空に戻りました。ラッキーと思っていたら5時頃から南風に乗ってガスが湧き始めました。
写真右に久住山があるのですが、ガスが渦を巻きながら湧いてきます。  

山頂の気温は前回と同じく16℃。雨具を着ていても日の出を待つ間、体が凍えそうな位寒かったです。

中岳に湧くガスと日の出。
天狗からガスに覆われた周囲の山を見ているということは、天狗のみがガスに覆われていないということ。
南風の時には天狗は特別な位置にあるのか?

写真右上奥が星生崎ですが、その手前に火口湖のような池があるように見えますが。

サイヨウシャジンが咲いていました。

ママコナです。背景は空の青です。

【後書き】
 天狗の頂上で日の出を待っていたのは結局、私を入れて4人でした。天狗は写真撮影のスポットのようです。
 今回は2回道に迷いましたが、闇夜の中では迷わないようにするのが難しいです。


【前書き】
 この暑い時期、どこに行こうか迷っていました。快適に登るには標高が高くて、涼しい方が良いです。近場では九重山系が最適です。
 九重でまだ登ってないのが、中岳の西、御池の北にある天狗ヶ城です。牧ノ戸から登るのなら夜でも登れるのではないかと思い、夜間登山に挑戦しました。

【年月日】’07.7.29(日)
【コースタイム】(移動)28日出発(21:20)→杷木IC(23:00)→九重IC(23:40)→牧ノ戸峠(0:20)
          (登山)牧ノ戸(3:20)→扇ガ鼻分岐(4:30)→久住避難小屋(5:10-7:00)→天狗ヶ城(7:30)
              →避難小屋(8:15)→扇ガ鼻分岐(8:55)→牧ノ戸(10:10)

【同行者】単独
【場所】国土地理院ウォッ地図地図閲覧サービス(試験公開) 493151 2万5千分1地形図名:湯坪 [南東]

【写真と解説】

天狗ヶ城への登り
富士山以来の夜間登山でした。数組夜間登山者がいたので彼らのライトの光が見えただけでも心強かったです。

途中で1回だけ道を間違えました。

出発の3時頃までは月もはっきり見えていたのですが、それからガスが出始め、景色的には良い所がありませんでした。

避難小屋で約2時間ガスが晴れるのを待ちましたが、無駄でした。

写真は一瞬の晴れ間。
御池
天狗ヶ城は御池を見下ろす絶好の位置にあります。

写真は天狗ヶ城に登る途中に写したものです。

風が強くて御池の表面が波立つ音が聞こえていました。

山頂は気温16℃。
星生崎の岩
帰りに写した星生崎の岩場です。

2時間、久住避難小屋で待機したのですが、良い経験でした。待つ、耐えるといった訓練も必要と思います。

今後の山登りのテーマが少しずつ見えてきたような。
沓掛山から縦走路
この辺で少し直射日光が差しました。

非常に暑いです。歩けたもんじゃないです。

夜露とガスで濡れた緑は非常に綺麗でした。

夏休みです。学校や子供会の登山者が多かったです。
ヤマアジサイ
発光ダイオードのヘッドランプを着けて山道を歩きました。弱い光で暗い中でもヤマアジサイの青い色には気が付きました。下山する時に写真を撮ろうと思いましたが、下山時にちゃんとその場所で見付けることができました。

ヤマアジサイは園芸用にかなり品種改良されているようですね。
アセビの新芽
赤い部分は花と間違えそうです。

紅葉でしょうか?

それとも花か?

アセビでした。
ノリウツギ?
ノリウツギは樹皮が和紙の糊に利用されたそうです。

名前を調べていると勉強になります。

しかし、これが本当にノリウツギかは不明ですが。

たくさん咲いていました。
イブキトラノオ
イブキは、伊吹山に多いことから名付けられたそうです。

風で花が揺れているので撮影は中々難しいです。
シライトソウ
この花は小さくて可愛いです。

今回、山に登ったのは、ニコンD40で写真が撮りたかったのも一つの理由。

現在のレンズでは今一接写できないので、クローズアップレンズを注文しています。
コバギボウシ
縦走路では、まだ紫の未開花状態でした。

沓掛山では咲いていました。

何か写真に迫力が無いですね。

【後書き】
 夜間登山で涼しく登ることはできましたが、ガスで夜明けの山を写真に撮る事もできず、がっかりです。しかし、夜間登山が中々楽しい事が分かったことは良かったです。孤独を求める登山には夜間登山が最適かも。雑踏は避けられるし。人がどっと登り始める頃には下山。
 樹林帯の夜間登山はよっぽど道に通じてないと迷いそうですが、九重山系は夜間登山に最適かも。近い内にもう一度挑戦しよう。

TOPページに戻る